交通事故で「頭痛・めまい・吐き気」が起こる原因は？

交通事故後に頭痛・めまい・吐き気、はよく起こってしまう症状です。

では、どうしてこのような症状が起こってしまうのでしょうか。

これは、交通事故での強い刺激が一番の原因と考えられています。交通事故における衝撃は、肉体的にも精神的にも相当ハードなため事故後に頭痛・めまい・吐き気などの症状を伴ってしまうと、一般的な頭痛などの症状と比べて完治に時間が掛かってしまうことがあります。

原因も解明されにくいとされていて、厄介な症状の一つです。

交通事故後に発生してしまう頭痛・めまい・吐き気は「バレ・リュウ型」のむち打ちである可能性が高いとされています。

もちろん事故のケースによって異なりますが、時折吐き気を催したり頭痛を伴ってしまうこともある典型的な症例です。

「バレ・リュウ型」のむち打ちになってしまう原因は幾つかあります。

例えば、頚椎の神経や椎骨動脈が萎縮することや、交感神経の緊張が原因で発症してしまう事があります。

頭痛や耳鳴、めまい、吐き気などが起こる原因は、交通事故などで後方から衝突された際、首が前後に大きく揺れることで、頸部の筋肉、靭帯、神経、血管が損傷を受けることです。

これにより筋肉や神経が圧迫されたり傷付いたり、関節が損傷したりしてしまうことで、症状が発生します。

検査で判明しにくいため、「バレ・リュウ型」のむち打ちの状態になっているとしても、それがわかるまでに時間が掛かってしまうことがあります。

症状として、頭痛や耳鳴、めまいが一緒に発生する場合と、異なって発生する場合があります。

因みに、耳鳴りは程度によっては近くの人に聞こえてしまうこともあるそうです。かなり近づかない限りはわかりませんが、それほど重症の場合は生活に支障をきたすため病院で診察を受けることをお勧めします。

これらの症状は交通事故により頭や身体を強く打ったり、事故により精神的に不安定になってしまっているという原因が最も多いです。また脳の異常や血流の変化など、発生原因は人によりそれぞれ違います。

耳は聴力以外でも、身体のバランスを保つ機関として重要な役割を担っていますし、頭痛や吐き気が日常的に起こる状態はかなりつらいですよね。

交通事故後は気が動転してしまい、自分の身体の状態を冷静に判断できていない方が多くいらっしゃいます。まずは冷静になることを心掛けて、身体を休めて、適切な処置をおこないましょう。

頭痛やめまい、吐き気といった症状自体が原因の特定が難しいとされているため、診療しても結果がわからない場合「精神的なもの」と片付けられてしまうことも多いのです。

しかし、精神科以外の病院でこのように言い渡される診断をされた際は、病院を変えるなりして再度他の医師に診て貰うことをお勧めします。

手間や時間は掛かってしまいますが、冒頭で記したように頭痛やめまい、吐き気は非常に原因を解明しにくく厄介極まりない症例です。

風邪とは違い、「この科に行けばこういう薬を貰えて、こう言う服用をしていけば治る」のようなガイドは全くありません。