半月板損傷 | 仙台交通事故治療・むちうち.com

交通事故によって、半月板損傷も発生する事があります。
半月板は膝（ひざ）関節にある軟骨組織なので、歩行中に車との接触や歩行中にバイクと接触、歩行中に自転車と接触、自転車同士の事故など車対車の事故より歩行中や自転車に乗っている時などに起こりやすい損傷の一つです。

半月板とは...
そもそも半月板とは、膝関節にある軟骨組織で膝は太ももの骨（大腿骨）とスネの骨（脛骨）の間にあります。大腿骨と脛骨が当たらない様に、間に緩衝材の役目を果たすために半月板が存在します。半月軟骨とも言われます。

半月板は、軟骨なので血行がありません。
焼き鳥で言う軟骨と同じ感じで、コリコリしてて筋肉の様に柔らかくはありません。
私の表現で度々焼き鳥が出て来ますが、患者さまやお客様に説明する時「いかに専門用語を使わずに症状をご理解いただけるか」を考えた中で焼き鳥が出てくる事が多くあります。
腰椎椎間板ヘルニアでも、説明を分かりやすくするため使用しています。

交通事故（歩行中にバイクなどと接近）で
転倒または、転倒しなくても足が痛くなった。

ぶつかった所が青あざになり数日経ったら青あざもなくなり、日常生活を普通に送る事が出来れば打撲程度で済んだと判断できます。しかし青あざはなくなるも、日常生活の中で椅子から立つ時や椅子に座る時、「何か膝がカクっとする感じで怖い…」そして「その時痛みが出る…」または「正座が出来ない...」となると半月板損傷かもしれません。

正座が怖い…
正座出来ないときはまず、半月板損傷の疑いを持った方がいいです。
先ほども述べましたが、半月板は血行がないので、損傷しても半月板そのものから出血する事はありませんので、足首の捻挫の様にボコっと腫れる事がありません。

軽度の腫れと発赤（ひざに赤みが出る）くらいでも、半月板損傷を起こしていることが多々あります。

「半月板損傷かも？」と思ったら、病院にて、精密検査（レントゲンなど）で検査を行い、半月板の損傷の程度によっては手術になる事もあります。
軽度であれば、安静で様子を見る事もあります。

筋肉や骨には血行があるため、損傷しても栄養供給がされている場所なため筋肉であれば安静と栄養、睡眠で事前治癒に向かい、骨が折れたとしても正しい位置に骨を戻し固定していれば自然治癒します。

しかし半月板はそうもいかず、一度軟骨にヒビや割れが少しでもあると自然治癒は望めません。
ただ、軽度であればヒビや少しの割れがあるまま日常生活を過ごしているかたは沢山いらっしゃるのが現実です。
もちろん、この場合、正座やあぐらは日常生活で行わない様にした方が良いです。
ロッキングと言って、膝の曲げ伸ばしが引っかかる感じになる時があるからです。要は、膝を深く曲げなければ日常生活は何の問題も無い事が多いです。運動も普通にできます。

軽度の半月板損傷の場合であれば膝関節の炎症を抑えるために、電気治療（痛くなくサワサワする程度の機械）を行い膝の筋肉の調子を良好に保ち、太ももの筋肉・大腿四頭筋をトレーニングします。もちろん、ご自宅でもできるトレーニング方法も指導いたします。

半月板損傷がある状態で日常生活をおくるためには、この大腿四頭筋を強くする必要があります。
膝は、大腿四頭筋が強いかどうかで、長く良い状態を維持できるかどうかが決まります。
半月板は軟骨組織とある程度割り切り、膝を深く曲げ伸ばしする時は十分に気を付ける必要があります。
そして、大腿四頭筋をとにかく強化すれば順調に行けば半月板損傷する前より膝周辺は返って強くなる可能性もあります。

交通事故にあって膝を傷めてしまったから、「もう無理…」運動も諦めていた…」などは考え方で変えられる部分もあると私は思います。
鈴木接骨院グループでは、日本一 分かりやすく半月板損傷の症状説明と治療説明を患者様・お客様の皆様に行っています。
軽度の損傷であれば、最初は治療に2ヶ月ほど必要ですが、そのあとは定期的な膝の確認と筋力トレーニングの追加指導、日常生活での注意で問題なく仕事もスポーツも楽しめます！
半月板損傷で、困っている方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。

→ 治療のメソッドページのご覧ください。